無機繊維紙

耐熱性・耐火性に優れ、薄く丈夫な無機繊維紙

無機繊維紙は、生体溶解性セラミック繊維を、三菱製紙の独自製紙技術でシート化し、耐熱性・耐火性を持たせた製品です。強度がありながらも薄く、カッターなどでの加工も容易。また、耐溶剤性、耐水性、さらには無機・有機薬品の含浸性にも優れています。

特徴

・生体溶解性繊維といった、RCF規制対象のセラミック繊維以外の原材料を用いて製造しております。
・耐熱温度700℃で、耐熱性、耐火性を有しており、加熱後も一定の強度を維持します。
・薄く(150 μm～)、フレキシブルで、折り曲げ、切断といった加工性に優れています。
・空隙率が高く、触媒、多孔質材料を担持でき、無機・有機薬品の含浸性に優れています。

耐熱性

折り加工性

用途

・耐熱ハニカムフィルター(脱臭、除湿など)、耐熱濾材
・レーザー加工用ハニカムコア基材、耐熱タグ
・耐熱シート、防火シート、スパッターシート
・耐熱構造材(耐火建材、炉の耐火材、不燃内壁材、断熱材)
・触媒、多孔質材料の担持シート、高温ヒーター用基材
※ 400°C以上の焼成処理により、耐火物、不燃シート(不燃紙)としてご使用いただけます。