研究開発[研究開発領域]
紙パルプ関連
記録する(Write)、包む(Wrap)、拭く(Wipe)といった紙の三大機能(3W)を利用する目的で、私たちの身の回りには多種多様な紙製品があります。一般に紙は、樹木由来のパルプ繊維・無機物質・その他の添加薬品からなります。持続可能社会を実現する為、当社は森林資源の再生に対して努力を注いでいます。当社の製品に使われているパルプ繊維はFSC®認証材、再生資源、およびその他の管理原材料から作られています。三菱製紙グループの全ての生産拠点はCoC認証を取得しました。
パルプから紙へ、これからの製品群
- 紙を作るためには、まず、パルプ化工程において木材チップをパルプに変換します。そのパルプを主原料として、抄紙・塗工・コンバーティングなどの工程を経て、紙製品が作られます。
- 当社では業界でも数少ないパルプから紙への一貫生産をしている工場を有しており、紙品質に大きな影響を与える原料パルプ工程の改良、開発に取り組んでおります。
- また、印刷用紙、情報用紙の生産で培った塗工技術を使い、単に、「情報記録媒体」としての紙だけでなく、様々な分野で利用していただける紙製品の開発を進めております。
- パルプの生産ノウハウを活かして開発されたクラフト紙に各種の配合設計や水系塗工技術を展開し、機能性包装用コート紙の開発にも取り組んでいます。また、より生活に密着した紙製品として、撥水耐油板紙や衛生用紙の拡充など進めております。
- これまで培ってきた紙製品一貫生産ノウハウを活かし、時代のニーズに合う高品質・高機能製品の開発に今後も取り組み続けます。